婦人科豆知識

正常な月経と月経の異常

正常な月経

  • 初経(初めて発来した月経): 平均12歳、世界的に若年化の傾向があります。
  • 月経周期(月経開始日から次の月経開始前日まで): 25~38日、変動6日以内
  • 月経の持続: 3~7日
  • 閉経(最後の月経): 45~56歳、最も多い年齢は50.5歳

以上は一般的な月経の様相です。
初経や閉経の前後は卵巣機能が不安定で排卵が起こらないこともしばしばあります。
そのためこの時期には、月経の周期や出血量に変動が見られることは珍しくありません。

月経周期の異常

イラスト図

月経周期が24日以内の場合を頻発月経、39日以上を稀発月経と呼びます。いずれも排卵が起きている場合と起きていない場合(無排卵周期症)があります。

また、一度発来していた月経が3ヶ月以上起こらない場合を続発性無月経と言います。

若年者の続発性無月経は、ストレスや過度なダイエット、急激な体重の変化や過度の運動などが原因になることが多くなっています。

月経が乱れてきたら、まず基礎体温をつけてみましょう。1~2ヶ月の基礎体温の状態がわかると、診断や治療を行う場合にとても参考になります。

月経の量の異常

月経の量が多いのか少ないのかは、周囲の人と比べることができないので、自分で判断するのは難しいかもしれませんね。おおよそですが、大きめのナプキンを使っても1時間ごとにトイレに行かなくては間に合わないとか、階段を上るのに息切れがする、というような場合には、過多月経による貧血になっているかもしれません。逆に、1日中ナプキンを変えずに済んでしまうというのは月経血が少ないと言えるでしょう。

月経の量が多い場合には、子宮筋腫や子宮内膜症などの病気があったり、排卵が起こらない無排卵周期になっている可能性があります。出血量が少ない場合には、卵巣の働きが十分でなかったり、子宮の内膜が薄くなったり癒着していたりすることも考えられます。

心配な時は、基礎体温をつけて受診しましょう。20歳を過ぎたら、子宮癌検診に加えて、貧血の検査をしておくこともお勧めします。